art

2017年09月26日

アルチンボルドの均衡性

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友人にもらった「アルチンボルド展」。
最終日の前日に譲り受け、9月24日に滑り込んできました。上野の国立西洋美術館。

よかった!
「こんな手法があるのか」とまざまざとその絶妙なバランスが保たれている作品を見て思いました。
好きだったのは『春』かなぁ。(下の写真)。花で描かれた貴婦人の耳元に、ちゃんとピアスがかかっていたのがチャーミングでした。

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『ソムリエ』もユーモアがあってよかった。(下の写真)
ソムリエにまつわるもので描かれているの。

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あとは、鳥で描かれた『大気』。(下の写真)。鳥が好きだから見入っちゃったけど、
よくよく見るとちょっと気持ち悪い(笑)。目がたくさん。

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あと、こちらの『法律家』は、離れてみると普通の顔なんだけど、
よくよく見ると鼻は鳥で、口は魚。作品の説明は「明らかに本人を馬鹿にしているが、
驚くほど本人に似ていたため、宮廷で気に入られてた作品」っていう内容だったと思います(笑)

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グロテスクな面もありつつも、どこかしらユーモアを感じさせるアルチンボルドの作品。
見れてよかったです。

友人に感謝。

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ポスター見ると、ちょっと怖いのかなって思ってしまったけど、
実際行くと全く。やっぱり、本物を見るべきだよね。

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2014年09月07日

ときの忘れもの 『幻想都市風景』

建築家・光嶋 裕介さんの個展をしてることをtwitterで知りました。
そして、ご本人が在席されてるということで、思い切って行ってきました。

光嶋さんは、『特別展 建築家ガウディ×漫画家井上雄彦』の公式ナビゲーターを務めてらっしゃいます。
アートブックで、光嶋さんの解説を読んで感銘を受けて。

建築家なのに、絵も描くんだなぁと思い、ちょっとでもご本人にお目にかかれれば、と思い
画廊「ときの忘れもの」へ足を運びました。


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ナビを使わないとわからない場所にたたずんでる画廊です。
スマートフォンに感謝。

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東京の都心の中で、こんなにも落ちついたエアポケットがあるんだ~と
思うような場所で開かれてます。

『幻想都市風景』 9/3~9/20 12:00-19:00

ありがたいことに、無料でした!



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入口が木のドアで、ドキドキしながら開けると・・・すぐ目に飛び込んできたのがご本人でした!


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これは「シルクスクリーン」で作られた作品。
90㎝×90㎝四方の中に、同じ絵が版画で映し出されています。

光嶋さんから作品の説明をしてもらったのですが、「どこにも焦点が合わないように」
描いたそうです。

たしかに、本当にその通りなんです。どこにも「主役」がいない。絵全体で1つの主役となる。
そして、この9つの並びが圧倒的なインパクトがあり、ずっと見てても飽きないのです。


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「ここにある作品は、八百屋や魚屋に並んでる食材。これらが、誰かの家やどこかの
オフィスに飾られることが、最終形なんです。」と言われてました。

“描きあげること”がゴールではなく、その作品がどこかの居場所に落ち着くことが
最終目的地だという意見に、感嘆してしまいました。


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この日は、夕方にトークセッションが控えていて準備に忙しかったと思うのですが、
ひょっこり来た私にもゆっくり時間を割いてくださって感激でした。

作品のこと、働くということ、ユニクロのことなど、色々話を聞くことができ、
なんとも贅沢な貴重な時間を過ごしました。

1979年生まれだから35歳かな?若いですよね。


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『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10』が気に入ったので購入。

そしたらサインをいただきました。
後から見たら、“Never End”かな~?と読めなくて困ってたんですが、
光嶋さんからtwitterで返信をいただきました。

「お越し頂き、ありがとうございました!never enough!です。
満足しないで、ドンドン挑戦するという意味です!」

というメッセージにこれまた感激!
"Never Enough" だったんですね。素敵な言葉をいただきました。嬉しい。


思い切って行って良かったです。
また、どこかでお会いできたらいいなぁ。


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bubba_gump at 23:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2014年08月21日

『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』へ行って


「サクラダ・ファミリアは何故いつになっても完成しないんだろう?」

けっこう昔からの疑問だった。

スペインという国へはまだ行ったことがありません。
ヨーロッパの中でもイタリアと似てラテン系だし、陽気で明るい感じのイメージ。
いつかは行ってみたいなぁって思ってます。


友人のつぶやきで、『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』展たるものが
催されることを知りました。まず飛びついたのが、「井上雄彦」さんの方。
その後について、ガウディって感じでした。

正直、ガウディがどんな人でどんな作品を残してるか知りませんでした。
絵画はある程度の有名人は知ってるつもりだけれど、建築家はイマイチ・・・

それでも行ってみたいなぁと思い、思い切って行ってきました。


感想は、一言でいうと “発見” でした。
それは、作品自体にも、井上さんにも、ガウディにも、そして自分自身についても。

ガウディにつていは全くの無知の状態で行き、漫画家 井上雄彦という人のバイアスを通して
一人の建築家がどんな人物だったのか、どうやって作品を作りあげていったのかがわかりました。

おそらく、全世界で何度と「ガウディ展」は開かれてきたと思うんです。
その中でも、今回はあくまでも漫画家の井上雄彦とのコラボレーションということで、
とても親近感がわくというか、とっつきやすい展覧会になっていると感じます。

実際にバルセロナに住み込んで作成をしていて、その映像はコチラにです。↓




展示内容は1章(幼少期~)、2章(成熟期~)、3章(晩成期~)という感じで別れてます。
ガウディの少年時代は「トネット」という呼び名だったみたいで、すでにリュウマチを患ってたそうです。

井上さんの作品で、瞳が青い人物は見たことがなかったので、トネット少年の画はとても印象的でした。
トネット少年が、自然の中で「草や木は自分で立ってるのに、どうして僕はひとりで立てないんだろう・・」
とつぶやく画があったんだけど、ジーンときてしまいました。

世界的に有名な著名人や成功・名声を得ている人も、何かしら「影」の部分を
もっているんだな、と。そしてその影が逆にその人の魅力にもなるのかなと感じました。


たくさん綴りたいことがあるんだけど、キリかないので
印象に残っているもの2つ紹介。

1つは、会場に設置してある“ガウディ作の椅子”。
自由に座れるんだけど、これがめちゃくちゃ座り心地が良くてびっくり!!

木製なのに、まるでソファーに座ってるような感覚になりました。
こういう「体験」が出来る工夫がいくつか施されているのも、この展覧会の魅力の一つだと思います。

もう一つは、最後の出迎えてくれる作品です。
井上さん自身が紙を漉いた和紙(巨大!!)で描かれたもので、その壮大さいに圧巻でした。

和紙を作成する所も映像であるので、よかったらドウゾ↓






まだまだ魅力はたくさんあるのですが、自分の感性も刺激された良い経験になりました。
美術とか芸術とかって、生きる上で必要不可欠ではないけれど、
人生を豊かにする、彩りを添えてくれるものであることは間違いないかなって


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最後に、冒頭につぶやいた一言の答えがわかりました。

「神は完成を急がれてない」
そう、ガウディは言っていたようです。

そうか、って思いました。完成形にこだわっているから「まだ?」って思ってしまってたけど、
何もそうじゃなくてもいいこともあるんだかって、初めて感じました。

完成は2026年!!まだまだ先だけど、未完成の時も完成した後も
見に行けたらいいな


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『特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-』
オフィシャルHPはコチラ

開催は東京は9/7までで、その後は金沢、長崎、神戸、仙台を巡回予定です。
もし行かれた方がいたら感想聞かせてください

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bubba_gump at 14:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2011年10月01日

感性のアンテナ-Yokohama Triennale 2011-(後半)

前回のつづき。

横浜美術館を満喫した後は、日本郵船海岸通倉庫へ。
無料シャトルバスを利用してGO

こちらは結構斬新で、なかなかおもしろかったです!
3Fまであって、各フロアを満喫しました。

yusen


ちょっと奥まったところにあります。
ここから入ります。


keyboard

タイトルわからず。

ネコもいいんだけど、何よりこのキーボードがウチにあるのと同じだということに感動(笑)
小さい頃よくこれで遊んだんだよなぁ
アートはまた、そういう「思い出」を引っ張ってきてくれるのよね。


rakuda

Rina BANERJEE “I'll get you my pretty!”

この作品はとても大きいんだけど、その一部。
ラクダさんの表情があまりにもかわいらしかったので。


enough


途中の階段に貼ってあったポスター。
ENOUGH「もう、じゅんぶんだ」
何か惹かれた。


samisinanteyoshiteyo

Rivane NEUENSCHWANDER “Prosopopeia”

おもち?ソープ?に文字がかかれていて、それを自由に並べ替えていいんです。
「参加型アート」ですね。

「さみしいなんてよしてよ」って誰かが作ってたんだけど、最高ですね。
よくぞ作ってくれました(笑)

そしてわたしはさりげなく・・・

pideko

名前を作ってみましたへへへ。



kiri

Jeppe HEIN “Smoking Bench”

よく内容がわからないまま、整理券をもらって40分待って座りました。
スタッフの方が「すぐに煙が出ますから、カメラ撮られるなら用意しておいてくださいね」
って言われたんだけど、座った瞬間にもくもく

あわてて、写真撮りましたわ。遊び心満載の作品ですね
わたしが座っているイスから煙が出てるんですよ。



まだまだ面白い作品があったんですが、写真がないの紹介やめときます。


「感性のアンテナを張る」
ってのは、一生のテーマにしたいなと思っています。

アートはぶっちゃけ、あってもなくても、生きていくことに支障はないと思います。
でも、その「スパイス」が何かに役立ったり、発想を豊かにすると思っています。

前に、瀬戸内アートの旅で出会ったお兄さんと話したんだけど、
「アートって、好きか嫌いかで見ていいと思う」ということが根本にあるんじゃないかなって。

「理解しよう」と思うと、窮屈になる。だって、いちいち解説聞かないといけないし、
メッセージばかり気にしてたら疲れちゃう。

それも大事だけど、要は自分の好みでいいと思うです。
単純に、好き、嫌い、キレイ、面白い。また、なんで?って思ったら探ったらいい。
その感情が、そしてそこから沸き起こる思考が醍醐味ではないのかってね。

今回も楽しませてもらいました。
まだ見きれてないので、明日も見に行こうと思ってます


atrie

倉庫の隣には「アキノリウム」というアトリエがあります。
アーティストの松本秋則さんがいらっしゃりました。

竹を使って、音の出る作品(楽器に近いもの)を作られてます。
調べたら、瀬戸内アートにも出典されてたみたいです!

せっかくお話できたけど、何か緊張してあまり話せませんでした
素朴な感じの方でした。お会いできただけでもよかったです。

bubba_gump at 00:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2011年09月30日

感性のアンテナ-Yokohama Triennale 2011-(前半)

自動車業界は4連休
ちょっと予定が変更になり、時間ができたので思い切って横浜に帰ってきました。

目的は『ヨコハマ リエンナーレ2011』を観るため。
お盆休みは行く元気がなかったんだけど、今回はエネルギッシュだったので思いつきで行ってきました

横浜トリエンナーレは、世界からのアーティストの作品が集結されたアートイベント。
今回のテーマは“OUR MAGIC HOUR -世界はどこまで知ることができるか?-”という
何とも素敵なタイトルの基に開催されています

開催場所は横浜みなとみらい~馬車道~黄金町付近。
今日は横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫へ行ってきました。

写真をメインで気に行った作品をご紹介
解説はガイドブックのを参照しています。


美術館

Ugo RONDINONE “moonrise. east.”

横浜美術館前。
12個(12カ月)のオブジェがお出迎え。


uekara

YIN Xiuzhen “One Sentence”
上着から下着、靴下にいたるまで、あるひとりの人の着衣をすべて糸状にほどき、
ひとつに巻き上げた作品。

上から見ると、ボタンみたいだね。中に入ると、若干目が回った(笑)



onoyoko

ONO Yoko “TELEPHONE IN MAZE”

オノ・ヨーコからの電話がランダムにかかってくる。ドキドキしたけどかかってこなかった(笑)
こういう発想がすごいなぁって思います。



lamp

Tobias REHBERGER “Anderer”

天井からつるされたランプは、ある子どもにかかわる場所につながっていて、
ついたり消えたりします。

当の子どもは何も考えずにスイッチON/OFFして、私たちはそれに反応する。
これも、すごい発想だなと感銘。



gabyou

冨井 大裕 “Gold Finger

遠くから見るとキレイ!って思って近づいてみると実はこれ、「画びょう」なんです。
ほ~っと見入ってしまいました。



colorful


Mike KELLEY “Kandor City”

これは単純にキレイでした。
スーパーマンの故郷である宇宙の空間都市「カンドール」を原作小説に書かれた
描写をもとに独自の模型を作成されたそうです。


suisho

うーん、タイトルがわかりません!
これもよかったな。水晶で、眼球の中の水晶(コチラ側)と、地球の中の水晶(ムコウ側)の
中間点に水晶を置いた、っていうような内容だったと思います。




araki


荒木 経惟 “古希ノ写真”

アラーキーの作品。アラーキー=エロっていう概念があるんだけ、
それを見事に裏切る作品にグッときました。ギャップのちから(笑)


ってな感じです。

もっと他にも紹介したいのあるんだけど、ここらへんにしときます。
3時間くらいかけてじっくり回りました。

次は、日本郵船の方の紹介をしたいと思います。
乞うご期待




bubba_gump at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote