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2015年07月07日

グリーンズ『日本をソーシャルデザインする』


グリーンズ『日本をソーシャルデザインする

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ソーシャルデザインとは、

「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」

という定義がまず書かれています。


個人の「マイプロジェクト」が紹介されていて、そのユニークさと面白さと

社会性のある活動に魅了されました。


幅広い意味では企業につながるところもあるけれど、そこにお金の匂いはなく、

純粋に「想いをカタチに」という背景が感じられます。


自分の中でどうやってアウトプットしていったらいいかモヤモヤしている人には

良いヒントになる一冊です。
 

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2015年07月06日

上坂 徹『書いて生きていく プロ文章論』


上坂 徹『書いて生きていく プロ文章論

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これこらライターとして生きていこうと思う人にピッタリの本です。

書く技術はもちろん、周りとの付き合い方や

プロのフリーライターとしてやっていくためのノウハウ、心得が丁寧に書かれています。


繰り返し読んで、一つひとつ体得していきたいと思える内容でした。 

ライターだけでなく、フリーでやっている人やフリーのクライアントを持つ人にも

参考になると思います。 


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2015年07月04日

中川淳一郎『今ウェブは退化中ですが、何か?クリック無間地獄に落ちた人々』

中川淳一郎『今、ウェブは退化中ですが何か?


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ウェブの負の部分を具体的に書いている本。

著者の中川淳一郎さんだからこそ、書ける内容だと思いました。


ウェブのマイナス面に免疫がない人には結構ヘビーかなと思います。

同氏の『ウェブはバカと暇人のもの』とメッセージは同じで、

ネットの実態を論証した上で、

「リアルな人間関係がやっぱり大切だよ」ということを

まとめとして訴えていると感じました。

私は2チャンとか見ないんだけど、見たら気分悪くなるんだろうなって思う。

顔が見えないから、人が傷つくことを平気で言うのか?

普段人に言えないうっぷんをネットではらしているのか。

ネットは本当に便利な分、その裏側も知っておかないと痛い目にあうと思いました。


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2015年07月01日

佐藤 優『「ズルさ」のすすめ』


『「ズルさ」のすすめ』 佐藤 優





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「いかにして、社会において上手くやっていくか」という内容を語っている一冊。

理論や精神論ではなく、キリスト教の教えを例えにもってきたり、「理論ではどうにも
説明できないこと」にも言及しているのが特徴的。

佐藤優氏の経歴を見ると、同志社大学大学院神学研究科修了とあるので納得しました。

総じて、「社会ではまずは長いものに巻かれて、その後巻き返せ」という主張が見て取れました。
“上司とは闘わない”、“逃げ道を作る”など、一見「ズルい」と思われることを
処世術の一環として書かれています。

全11章から構成されていて、具体的な施策も載っているので読みやすかったです。
各章の終わりに、その章に関連したオススメ本が2冊ずつ紹介されているのも良かったです。

第一章  人と比べない
第二章  問題から目をそむけない
第三章  頭で考えない
第四章  時間に追われない
第五章  酒に飲まれない
第六章  失言しない
第七章  約束を破らない
第八章  恩を仇で返さない
第九章  嫌われることを恐れない
第十章  人を見た目で判断しない
第十一章 上下関係を軽んじない

ただ、ひとつ思ったのは「社会においてあまり摩擦を起こさない方が良い」というスタンスで
前半書かれていたのに、後半の「嫌われることを恐れない」と主張されているところに
矛盾を感じてしまいました。

要は、日本では競争社会の中でも周りと上手くやっていかないといけないということを
言いたいのだと思いますが。
 

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2015年04月17日

宮部みゆき『ソロモンの偽証』

『ソロモンの偽証』文庫本6巻を猛烈なスピードで読み終えました。

図書館で予約をした時点で、450人待ち。
半年かけてやっとこ順番が回ってきました。

回ってきたのはいいんだけど、一気に6巻届いてしまったので
期限を気にしながらすごいペースで巻数通り全6巻を読破しました。

読むたびに宮部みゆきさんが好きになります。
前は角田光代さんが一番好きでしたが、今は宮部さんですね。

『ソロモンの偽証』は映画でも公開しているので話題を集めています。
ストーリーはクリスマスの翌日に、ひとりの中学生の死体が学校で発見されるところから始まります。

雪の中で埋もれていたその生徒は柏木卓也。中学3年生の不登校少年でした。
警察の検証で、柏木卓也の死は「自殺」と判断されたのち、3通の"告発状"が届きます。

「柏木卓也は殺された」

そして、本当の「真実」を見つけるために、生徒たちは立ち上がる・・・


読み終えて今回初めて思ったんだけど、宮部さんの作品に出てくる登場人物って
誰一人として共感できないと思う人はいないんだということ。

どんなに憎たらしい奴も、逆にどんなに正義感がある人にも
寄り添える部分があるということです。

ちょっと話が逸れるのですが、私は大学で英文学を専攻していて、
その理由はアーサー・ミラーという米国人作家のことを学ぶことでした。

なぜミラーとかというと、彼が描く登場人物には「善」と「悪」が混在している点に
非常に興味をもったからです。

完全に「善」の人はいないと思うし(神の領域だと思う)、逆に完全に「悪」の人もいないと信じたい。
なので、誰が良くて誰が悪いとは一概に言えないと思うんです。

話を元に戻すと、その「善悪」の部分が宮部さんの描くキャラクターに必ず入っていると思えるんです。
結論、私は『ソロモンの偽証』に出てきた多くの登場人物全員を「好き」と言えます。
とても人間らしいからです。強くもあり弱くもある。だからこそ、共感できるんだと思います。


本を読んでる最中はストーリーに夢中になって頭に入っていませんでしたが、
タイトルの『ソロモンの偽証』というネーミングが素晴らしいなと思いました。

ソロモン・・・知恵者のシンボル。ソロモンが子供のことで争う2人の女の一件で賢明な判断を示した逸話は広く世界に伝わり、後に江戸時代の大岡裁きの話にも取り込まれた。(wikipediaより)

物語の真実が判明するのは、本当に最後の最後です。それまで私は全然わかりませんでした。
『火車』や『模倣犯』もとても面白くて好きな作品んですが、読み進めていくうちに苦しくなっていきました。
正直、何度も読みたいと思えるものではないです。

でも、『ソロモンの偽証』は読むスピードがどんどん加速して、軽くなっていく感じでした。
そして何度でも読みたいと思えるものでもありました。

またひとつ、素晴らしい作品に出会えてうれしかったです。
もし読んだ方がいたらぜひ感想を聞かせてください。
ちなみに私は「ヤマシン」がお気に入りでした笑

『ソロモンの偽証』隠された真実を見抜けるか…最後の晩餐風ポスター公開

映画は観たいと思わないです。
「嘘つきは、大人のはじまり」というキャッチコピーはどうかと・・・
原作と違うのかもしれませんが、ピンとこないタイトルだなと思いました。



 

bubba_gump at 03:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote