感じること

2014年08月21日

『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』へ行って


「サクラダ・ファミリアは何故いつになっても完成しないんだろう?」

けっこう昔からの疑問だった。

スペインという国へはまだ行ったことがありません。
ヨーロッパの中でもイタリアと似てラテン系だし、陽気で明るい感じのイメージ。
いつかは行ってみたいなぁって思ってます。


友人のつぶやきで、『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』展たるものが
催されることを知りました。まず飛びついたのが、「井上雄彦」さんの方。
その後について、ガウディって感じでした。

正直、ガウディがどんな人でどんな作品を残してるか知りませんでした。
絵画はある程度の有名人は知ってるつもりだけれど、建築家はイマイチ・・・

それでも行ってみたいなぁと思い、思い切って行ってきました。


感想は、一言でいうと “発見” でした。
それは、作品自体にも、井上さんにも、ガウディにも、そして自分自身についても。

ガウディにつていは全くの無知の状態で行き、漫画家 井上雄彦という人のバイアスを通して
一人の建築家がどんな人物だったのか、どうやって作品を作りあげていったのかがわかりました。

おそらく、全世界で何度と「ガウディ展」は開かれてきたと思うんです。
その中でも、今回はあくまでも漫画家の井上雄彦とのコラボレーションということで、
とても親近感がわくというか、とっつきやすい展覧会になっていると感じます。

実際にバルセロナに住み込んで作成をしていて、その映像はコチラにです。↓




展示内容は1章(幼少期~)、2章(成熟期~)、3章(晩成期~)という感じで別れてます。
ガウディの少年時代は「トネット」という呼び名だったみたいで、すでにリュウマチを患ってたそうです。

井上さんの作品で、瞳が青い人物は見たことがなかったので、トネット少年の画はとても印象的でした。
トネット少年が、自然の中で「草や木は自分で立ってるのに、どうして僕はひとりで立てないんだろう・・」
とつぶやく画があったんだけど、ジーンときてしまいました。

世界的に有名な著名人や成功・名声を得ている人も、何かしら「影」の部分を
もっているんだな、と。そしてその影が逆にその人の魅力にもなるのかなと感じました。


たくさん綴りたいことがあるんだけど、キリかないので
印象に残っているもの2つ紹介。

1つは、会場に設置してある“ガウディ作の椅子”。
自由に座れるんだけど、これがめちゃくちゃ座り心地が良くてびっくり!!

木製なのに、まるでソファーに座ってるような感覚になりました。
こういう「体験」が出来る工夫がいくつか施されているのも、この展覧会の魅力の一つだと思います。

もう一つは、最後の出迎えてくれる作品です。
井上さん自身が紙を漉いた和紙(巨大!!)で描かれたもので、その壮大さいに圧巻でした。

和紙を作成する所も映像であるので、よかったらドウゾ↓






まだまだ魅力はたくさんあるのですが、自分の感性も刺激された良い経験になりました。
美術とか芸術とかって、生きる上で必要不可欠ではないけれど、
人生を豊かにする、彩りを添えてくれるものであることは間違いないかなって


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最後に、冒頭につぶやいた一言の答えがわかりました。

「神は完成を急がれてない」
そう、ガウディは言っていたようです。

そうか、って思いました。完成形にこだわっているから「まだ?」って思ってしまってたけど、
何もそうじゃなくてもいいこともあるんだかって、初めて感じました。

完成は2026年!!まだまだ先だけど、未完成の時も完成した後も
見に行けたらいいな


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『特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-』
オフィシャルHPはコチラ

開催は東京は9/7までで、その後は金沢、長崎、神戸、仙台を巡回予定です。
もし行かれた方がいたら感想聞かせてください

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bubba_gump at 14:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2014年06月10日

太宰治『桜桃』

わずか数ページの作品。

太宰の作品は、教科書にあった『走れメロス』以来。

『人間失格』を読んでみようと思って購入した小説に、この『桜桃』という作品も入っていました。


「子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親の方が弱いのだ。」

ここの一言に全てがつまってるような気がしました。

作品の中での男は客観的に見て、酷い。
亭主としても、親としても。
しかし、読み手にそう思わせながらも、葛藤が伺える所が凄いなと思いました。

「と思いたい。」と、自分を納得させるような、正当化するような…本当はわかっている。「子供の方が親より大事」であるべきだということを。


太宰の、「親」としての責任と、「自己」としての主張が見事に集約されてるなと思いました。

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『人間失格』の方は、私の理解が浅いのか、「女からしたら最低なヤツだな。」という印象しか残りませんでしたわ





bubba_gump at 03:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2010年11月07日

if

もし、あの時あぁしていれば・・・

そう思うことがあります。
考え出したら切りがありません。

わたしたちは日常の中で些細な選択を取捨選択しています。
考えてしたことから、無意識にしたことまで。

それが吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知るでしょう。


最近、このifにまつわる出来事が2つありました。
このことで、かなり凹んでいたんですが、ようやく立ち直り出しました。

ひとつは、事故をしたことです。わたしが加害者です。

夜、お手洗いに行くかどうか迷った末にコンビニに入ることにしました。
そして、帰りに駐車場から出ようとバックした時、ぼーっとしてたんでしょう、
突然「バコン!!」と大きな音を立てて、ハッとしました。

振り返ると、止まっていた車にぶつかっていました。

その時、「逃げちゃおうか・・」と本気で思いました。誰も見てないんじゃないか、
そんなに大きな傷ではないんじゃないか、って。

犯罪心理っていったら大げさかもだけど、とっさにそう思ってしまうんですね。

でも、やっぱりまずいと思い、戻りました。そして、当たり前だけどこの選択は正しかったと
今は思います。不幸中の幸いで、中に人が乗ってなかったので、物損事故として扱われました。

さらに、ぶつけた相手の方も恐い人ではなかったので、警察を呼んで事故処理をして、
その後、修理費等の話も一通り終わったので、今はひと段落つきました。

事故をしたことで考えさせられたことが色々ありました。
事故を起こした後の処理方法、保険のこと、そして運転する「恐さ」を身をもって体験したこと、など。

ゴールド免許も降格だし、保険料も上がるし、修理代はかかるし
それでも、誰もケガしなかったからマシだと前向きに考えるようにしています。

あの時、コンビニに寄っていなければ・・・何度思ったか。
でも、起きてしまったことはどうしようもないんですね。
いくらifを使ったところで、どうにかなる問題ではないのです。



もうひとつifを感じたことがあります。

身体に関係あることなんだけど、町から配布される、とある検診の無料診断を受けに行きました。
そしてその結果が何と「精密検査・・・要」で、さらに、次の検査も「陽性」と出ました。

最初、この検査についての知識がなかったら、この連絡を受けた時は
怖くて、不安で、大声をあげて泣いた程でした。

でも、病院で話を聞いたり、ネットで調べていくうちに、まだ大丈夫な可能性があるってことを知り、
少し落ち着きを取り戻しました。

これからまだ検査は続くんだけど、何よりも早期発見できてよかったと思いました。
この無料診察券を無視していたら、もしかしたら病状は悪化の方向にいったかもしれません。

陽性反応はもちろん、ショックなことだったんだけど、早めに検査できたことは
せめてもの救いだったと思っています。



if

その選択の結果を推し量ることは難しいのかもしれない。
時に後悔することもあるかもだけど、起きてしまったことは受け入れるしかないのだと思いました。

bubba_gump at 01:52|PermalinkComments(6)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2010年09月23日

求めていた言葉

寝る前の読書。

『対岸の彼女』を読み始めたのが23時過ぎ。
そして、最後のページを読み終えて、時計に目をやったのが午前3時過ぎ。

4時間、時間を忘れて読みふけっていました。

どんどん、本の中の世界に惹き込まれて行ったのは、
今の自分の心情とシンクロするところがあったからか。


最近、あまりよろしくないことが立て続けに起こり、心身共に何かにを求めている。
すがりたい、という思いの方が強いのか。


最後の方に出てきた言葉を、何度も何度も読み返し、泣いた。
そうだね、これがわたしが今欲しかった言葉なんだなって、感銘を受けて。

同じ本を読んでいても、その時の立場や心情によって、
立ち止まる言葉と素通りしてしまう言葉があると思う。


『対岸の彼女』は、見事にわたしの心を捉えた。


「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。

生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。

出会うことを選ぶためだ。

選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。」


この言葉を求めていたんだよ。偶然か必然か、見つけることができた。
ありがとう。誰に感謝するでもなく、感謝します。


taigannokanojo


角田光代。
また素敵な作家に出逢いました。


bubba_gump at 01:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2010年09月02日

滋賀にないもの

滋賀にないもの。

と言ったら、語弊あるわな(*´ェ`*)

正確には、わたしの場合で滋賀では手に入らないもの。

と言った方が近い表現になるのかもしれません。



それは、会社の同期の女の子です。



こればっかしは、いくら滋賀ライフに満足してても、どうしようもありません。
滋賀配属に決まった2年前、同期の女の子(一般職の子ではなく)はみんな大阪勤務でした。

滋賀と大阪。同じ関西だけど、遠い
いくらクルマがあるとは言え、よっぽどではない限り行くのが億劫です


今日、大阪で研修があって、偶然同じものをとってる同期の女の子がいたから、久々に話しました。

会社の話、仕事の話からガールズトークまで
違う部署の話って面白いんだよね。

彼女は商品企画に今いるんだけど、わたしの仕事と職場の雰囲気は正反対。
残業は当たり前というのと、「企画」という仕事上、架空のことについて議論等をするため、自分がしてる仕事に実感がないって言ってたのが印象的でした。

確かに、「企画」ってこれからのことを考える訳で、実際にクルマを作るのは設計であったり、製造であったり、工場サイドだから実務という面では掴めないものなかもしれないなって聞いてて思いました。

その点、生産管理は完全に実務。汗水も加わるし(笑)

女の子から「工場勤務いいなぁ」って言われること少なくないんだわ。
作業服来て、汗ダラダラで泥臭く働くの、わたし嫌いじゃない。

彼女が言うように「仕事してる」って感じるからなんかな。



もっともっと話したかったし、仕事の愚痴とかも聞いて欲しいなって思いながらも、
時間が来てバイバイ


「今度みんなでお泊まり会しようって言ってくれた言葉信じてるよ(笑)


何かの縁で一緒の会社に一緒の時期に入社して同期たち。
時々顔を合わすと嬉しくなる。
一緒に仕事はしてなくとも、同じ会社にいることでつながっているって思ってます

bubba_gump at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote