感じること

2016年08月20日

ただ、はじめましてとさよならがあるだけ

この秋に、編集部では異動と退職が相次ぎます。
特に、エース記者が数人退職をしてしまうという事実に、戸惑いを隠せません。

きのう、新たにベテランエース記者が退職すると聞き、さらにショックを受けました。すると本人は、

「今までたくさん送り出してきて寂しい思いをしてきたけど、『はじめまして、と、さよなら』がある。ただそれだけ」

と言っていました。そして、
「小野さんチャンスだよ。書いた分だけ上手くなるから、どんどん記事書いて。この名刺はブランド力あるから、好きな人に会いに行ける。今のうちコネクションをたくさん作っておくといいよ」
ともアドバイスいただきました。

他にも、ファッションで、取材相手の対応を変えられること、映画や本をたくさん読んでおいた方がいいこと、本は新書じゃなくて古典を読むこと、1日のうち30分はそういう教養の時間を作ること、毎日文章を書くこと、35歳からが勝負ということ(20代はみんな頑張るため、40歳でも諦めずに成長を目指せるかどうかが鍵)を色々お聞きできました。

本当に人間的に素晴らしい人が多いこの編集部で、修行を積めていることが奇跡です。
心に留めておきたいと思います。
覚え書きとしてここにメモしておきます_φ(・_・



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2016年07月25日

自分の感情を肯定しておくこと

ここ1年ほど、ほぼ毎月行っている整体があります。体を見ただけで、触っただけで、その人の状態を言い当てる先生に毎回アドバイスをもらっています。

きょうの整体で言われたことは、
「仕事では出せなかった想い、喜怒哀楽を、別に書き出しておいた方がいい。今のままだど、どんどん感情が失われていってしまう」
ということでした。

確かに思い当たる節はあるなと…
今は大手週刊誌で主に書かせてもらっています。
その雑誌「らしさ」を一番に優先しています。
なので、取材して書いた文章はお世話になってる上司や先輩に赤を入れてもらい、整えていきます。

その一方で、「書き手としての自分の想い」もあります。そこはバランスなんだけど、自分が面白いと思うこと、書きたいと思うことが、他の人の目にはそう映らないことも当然あります。

おそらく整体の先生はそこのことを言ってくれたのだなと思いました。

「仕事とは別に、思うことを書き出すこと」
それにより、自分の感情が肯定されるというか、個性が活かされる気ました。

まだまだ見習いの中、「実力ないのに物申すのは頑固なのでは」と他の人にも言われたことあります。

それはその通りだと認めています。
だからこそ、それとは別に思うことを書き残しておくことは大切なんだろうなと思います。

なので、ここでも(オープンにしてもオッケーなことは)綴っていけたいと思います。

つれづれに。






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2015年08月05日

最高の褒め言葉


この前書いた、ジャーナリストキャンプの記事
http://thepage.jp/detail/20150730-00000003-wordleaf
について、facebookにて本当に嬉しいコメントをいただきました。

個人名は伏せて抜粋します。
自分にとってのメモとして、書き留めておきます。


私:Kデスク、ありがとうございます。いただいたアドバイスを
  心に留めてこれから進んでいきたいと思います。

Kデスク:小野さんの突破力には刺激を受けました。
     これをステップにがんばってください!

フリー編集者のYさん:一連のジャーナリストキャンプの記事の中で、
           本記事はとくに面白いと思った一本です。
 
           トランスジェンダーの話や、幻の戦車の記事も
           面白かったけど、ジャーナリストキャンプの一つの主題が、
           取材者の将来的な可能性を伸ばすものだとしたら、
           本記事の記者が一番楽しみな気がしました。
 
           Kデスクや別の人がデスクしてたら、もっと
           雰囲気変わったのかなって思いもあったりして。

           ご紹介、ありがとうございました。

Kデスク:Yさん、ありがとうございます。
     小野さんは、今回のキャンプの中で最も精力的に取材していた
     人のひとりです。そのあたりの情熱が伝わったのでしょうか。

フリー編集者のYさん:なるほど。やっぱ、僕は精力的に取材する記者が好きなんで、
           僕好みだったのかも知れません(笑)。

           僕は、取材者の第一条件は取材力だと思っています。
           そこから記者になるには文章力も必要だと思いますが、
           僕は編集者ってこともあって、そもそも、記事っていうのは
           取材者だけのものだと思っていませんので、
           文章はいくらでも直せるし、文章力は「ある程度」なら
           後からでも身に付くと思ってます。

           逆に、目の前に見つけた取材対象のどこを見るかっていう
           記者の視点は、感性の部分があるかなと思っています。
           そして、ジャーナリストキャンプのようなレポートの場合、
           その記者のパーソナリティみたいなものが出ている方が、
           面白く感じちゃうんですね。
           純粋に記事の出来不出来とは別の見方かも知れませんが……。

          「浜松のブラジル人」というのは、けっして珍しいテーマでは
           ないわけですが、そこから記者がどうもがいて着地点に
           辿り着いたのか(いや、もしかしたら本記事は、
           本来あるべき着地点に到達すらしていないかも知れません)。
           そういう部分に興味をもちました。

           長々失礼しました。


今回、原稿を書いていく中でいろいろ指摘を受けて、
自分の「書く能力」(表現力、構成力、語彙力、テンポetc...)に対する自信が
どんどんなくっていきました。

そん中、唯一自信を持ち続けていたのが「取材力」でした。
初対面の人にアプローチをして、話を聞かせてもらう。
その能力は私はあるはずだ、という想いだけは捨てませんでした。

そして、このフリー編集者のYさんが、「取材者の第一条件は取材力」と
おっしゃっていただいたことに、大きく後押しをされました。

自分の熱意がちゃんと言葉に乗ったことが伝わったことも嬉しかったです。
色々な方から感想をいただく中で、「情熱を感じられない」という意見ももらいました。

でも、わかる人には伝えたかった想いが届いたんだということに
報われました。

いつかこのYさんにもお会いできたらいいなと思っています。
そして、自分の「取材力」に自信をもって、これからも記事を書きいていきたと思います。
 

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2014年08月21日

『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』へ行って


「サクラダ・ファミリアは何故いつになっても完成しないんだろう?」

けっこう昔からの疑問だった。

スペインという国へはまだ行ったことがありません。
ヨーロッパの中でもイタリアと似てラテン系だし、陽気で明るい感じのイメージ。
いつかは行ってみたいなぁって思ってます。


友人のつぶやきで、『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』展たるものが
催されることを知りました。まず飛びついたのが、「井上雄彦」さんの方。
その後について、ガウディって感じでした。

正直、ガウディがどんな人でどんな作品を残してるか知りませんでした。
絵画はある程度の有名人は知ってるつもりだけれど、建築家はイマイチ・・・

それでも行ってみたいなぁと思い、思い切って行ってきました。


感想は、一言でいうと “発見” でした。
それは、作品自体にも、井上さんにも、ガウディにも、そして自分自身についても。

ガウディにつていは全くの無知の状態で行き、漫画家 井上雄彦という人のバイアスを通して
一人の建築家がどんな人物だったのか、どうやって作品を作りあげていったのかがわかりました。

おそらく、全世界で何度と「ガウディ展」は開かれてきたと思うんです。
その中でも、今回はあくまでも漫画家の井上雄彦とのコラボレーションということで、
とても親近感がわくというか、とっつきやすい展覧会になっていると感じます。

実際にバルセロナに住み込んで作成をしていて、その映像はコチラにです。↓




展示内容は1章(幼少期~)、2章(成熟期~)、3章(晩成期~)という感じで別れてます。
ガウディの少年時代は「トネット」という呼び名だったみたいで、すでにリュウマチを患ってたそうです。

井上さんの作品で、瞳が青い人物は見たことがなかったので、トネット少年の画はとても印象的でした。
トネット少年が、自然の中で「草や木は自分で立ってるのに、どうして僕はひとりで立てないんだろう・・」
とつぶやく画があったんだけど、ジーンときてしまいました。

世界的に有名な著名人や成功・名声を得ている人も、何かしら「影」の部分を
もっているんだな、と。そしてその影が逆にその人の魅力にもなるのかなと感じました。


たくさん綴りたいことがあるんだけど、キリかないので
印象に残っているもの2つ紹介。

1つは、会場に設置してある“ガウディ作の椅子”。
自由に座れるんだけど、これがめちゃくちゃ座り心地が良くてびっくり!!

木製なのに、まるでソファーに座ってるような感覚になりました。
こういう「体験」が出来る工夫がいくつか施されているのも、この展覧会の魅力の一つだと思います。

もう一つは、最後の出迎えてくれる作品です。
井上さん自身が紙を漉いた和紙(巨大!!)で描かれたもので、その壮大さいに圧巻でした。

和紙を作成する所も映像であるので、よかったらドウゾ↓






まだまだ魅力はたくさんあるのですが、自分の感性も刺激された良い経験になりました。
美術とか芸術とかって、生きる上で必要不可欠ではないけれど、
人生を豊かにする、彩りを添えてくれるものであることは間違いないかなって


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最後に、冒頭につぶやいた一言の答えがわかりました。

「神は完成を急がれてない」
そう、ガウディは言っていたようです。

そうか、って思いました。完成形にこだわっているから「まだ?」って思ってしまってたけど、
何もそうじゃなくてもいいこともあるんだかって、初めて感じました。

完成は2026年!!まだまだ先だけど、未完成の時も完成した後も
見に行けたらいいな


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『特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-』
オフィシャルHPはコチラ

開催は東京は9/7までで、その後は金沢、長崎、神戸、仙台を巡回予定です。
もし行かれた方がいたら感想聞かせてください

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bubba_gump at 14:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2014年06月10日

太宰治『桜桃』

わずか数ページの作品。

太宰の作品は、教科書にあった『走れメロス』以来。

『人間失格』を読んでみようと思って購入した小説に、この『桜桃』という作品も入っていました。


「子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親の方が弱いのだ。」

ここの一言に全てがつまってるような気がしました。

作品の中での男は客観的に見て、酷い。
亭主としても、親としても。
しかし、読み手にそう思わせながらも、葛藤が伺える所が凄いなと思いました。

「と思いたい。」と、自分を納得させるような、正当化するような…本当はわかっている。「子供の方が親より大事」であるべきだということを。


太宰の、「親」としての責任と、「自己」としての主張が見事に集約されてるなと思いました。

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『人間失格』の方は、私の理解が浅いのか、「女からしたら最低なヤツだな。」という印象しか残りませんでしたわ





bubba_gump at 03:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote