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2015年05月05日

コピーライター岩崎俊一さん

岩崎俊一さんというコピーライターの方が好きでした。

出会ったきっかけは『SALUD』という東急線のフリーペーパーに
連載コラムが載っていたことでした。

去年まで関西にいたし、現在も小田急沿線にいるため、めったに東急線に乗りません。
なので、あまり読んでいるわけでもありませんでした。

それでも読むたびに琴線に触れる文章が書かれていて
毎回カンゲキしていたものです。


今、趣味でいろいろな人にインタビューすることをはじめ、
「取材した人リスト」を作っていた時に、岩崎俊一さんのことを思い出しました。

「もし取材させらもえるとたらどうやってアプローチしたらいいのかな」なんて考えながら
インターネットで検索していると、そこにあったのは

岩崎俊一 逝去

という言葉でした。

「え!」って固まってしまいました。「ウソでしょ?だって、この前まで生きていたのに・・・」
2014年12月20日に亡くなられていました。正式な死因はわかりませんが、
おそらくガンだったようです。長く闘病されていたみたいでした。

一度もお会いしたことないのに、まして岩崎さんの文章しか知らないのに、
涙が溢れでて大泣きしました。

悲しかったです。もう、岩崎さんの文章が読めなくなってしまうことに。
そして、この先岩崎さんにお会いできないのだという現実に。

自分でも驚いたのが、「岩崎さんにいつか会える」と思っていたことでした。

そう、私はお会いできると思っていたんです。
会いたいと願ったらそれが叶うんだと、思っていたんです。

それが突然叶わなくなってしまったことにもショックで、
さらに落ち込みました。


先月の話。
たまたま本屋さんで吉野弘さんの詩集を見つけて読んでいました。
「奈々子に」を久しぶりに読んで、じーんときてしまいました。
吉野弘さんの詩は小学校の頃から大好きで、懐かしい気持ちに浸っていた時、

作者プロフィールに"-2014年1月15日" とありました。
吉野弘さんも去年亡くなられていました。


この前知り合った編集者の方が言っていたことをその時思い出しました。

「今は水木しげるさんとお仕事したくて猛アプローチしてるところ。
もたもたしてたら水木さん死んじゃうからね。みんなも急いだ方がいいよ」

その時は「そうか・・・」くらいにしか思わなかったのに、
その言葉が今はすごく胸に響きます。こういうことを言っていたんだって。

著名人がいつまでも存在している訳ではないんだと。
そう、気づかされました。

岩崎さんも吉野さんも言葉を通して、私に多くのことを伝えてくれました。
私もいつか、そうなりたいと思いました。

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Amazonで買った岩崎さん本。
SALUDに連載されていた『大人の迷子たち』を書籍したものです。

中古で買ったのですが、なんと岩崎さんのサイン入りでした。(だから買ったんだけどね)
もうお会いできないけど、せめて直筆だけでも見られたことを、嬉しく思います。 

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bubba_gump at 22:45|PermalinkComments(2)

2015年04月17日

宮部みゆき『ソロモンの偽証』

『ソロモンの偽証』文庫本6巻を猛烈なスピードで読み終えました。

図書館で予約をした時点で、450人待ち。
半年かけてやっとこ順番が回ってきました。

回ってきたのはいいんだけど、一気に6巻届いてしまったので
期限を気にしながらすごいペースで巻数通り全6巻を読破しました。

読むたびに宮部みゆきさんが好きになります。
前は角田光代さんが一番好きでしたが、今は宮部さんですね。

『ソロモンの偽証』は映画でも公開しているので話題を集めています。
ストーリーはクリスマスの翌日に、ひとりの中学生の死体が学校で発見されるところから始まります。

雪の中で埋もれていたその生徒は柏木卓也。中学3年生の不登校少年でした。
警察の検証で、柏木卓也の死は「自殺」と判断されたのち、3通の"告発状"が届きます。

「柏木卓也は殺された」

そして、本当の「真実」を見つけるために、生徒たちは立ち上がる・・・


読み終えて今回初めて思ったんだけど、宮部さんの作品に出てくる登場人物って
誰一人として共感できないと思う人はいないんだということ。

どんなに憎たらしい奴も、逆にどんなに正義感がある人にも
寄り添える部分があるということです。

ちょっと話が逸れるのですが、私は大学で英文学を専攻していて、
その理由はアーサー・ミラーという米国人作家のことを学ぶことでした。

なぜミラーとかというと、彼が描く登場人物には「善」と「悪」が混在している点に
非常に興味をもったからです。

完全に「善」の人はいないと思うし(神の領域だと思う)、逆に完全に「悪」の人もいないと信じたい。
なので、誰が良くて誰が悪いとは一概に言えないと思うんです。

話を元に戻すと、その「善悪」の部分が宮部さんの描くキャラクターに必ず入っていると思えるんです。
結論、私は『ソロモンの偽証』に出てきた多くの登場人物全員を「好き」と言えます。
とても人間らしいからです。強くもあり弱くもある。だからこそ、共感できるんだと思います。


本を読んでる最中はストーリーに夢中になって頭に入っていませんでしたが、
タイトルの『ソロモンの偽証』というネーミングが素晴らしいなと思いました。

ソロモン・・・知恵者のシンボル。ソロモンが子供のことで争う2人の女の一件で賢明な判断を示した逸話は広く世界に伝わり、後に江戸時代の大岡裁きの話にも取り込まれた。(wikipediaより)

物語の真実が判明するのは、本当に最後の最後です。それまで私は全然わかりませんでした。
『火車』や『模倣犯』もとても面白くて好きな作品んですが、読み進めていくうちに苦しくなっていきました。
正直、何度も読みたいと思えるものではないです。

でも、『ソロモンの偽証』は読むスピードがどんどん加速して、軽くなっていく感じでした。
そして何度でも読みたいと思えるものでもありました。

またひとつ、素晴らしい作品に出会えてうれしかったです。
もし読んだ方がいたらぜひ感想を聞かせてください。
ちなみに私は「ヤマシン」がお気に入りでした笑

『ソロモンの偽証』隠された真実を見抜けるか…最後の晩餐風ポスター公開

映画は観たいと思わないです。
「嘘つきは、大人のはじまり」というキャッチコピーはどうかと・・・
原作と違うのかもしれませんが、ピンとこないタイトルだなと思いました。



 

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bubba_gump at 03:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2015年03月18日

よつばと!がとても好きなので


よつばと!というマンガと出会って1年。

主人公のよつばちゃんが大好きになりました。同じく、よつばと!が好きな人に教えてもらって、
全巻マンガを貸してもらいました。


そして、そのよつばと!展が渋谷のマルイで開催されるので行ってきました



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先日、作者のあずまきよひこ先生のサイン会があったのですが、
先着モレをしてしまい、なくなく断念

それでも、先生のいるサイン会場の階へ足を運ぶ。
「あのブースの裏には先生がいるんだ・・・」と思いながら、
よつばちゃんのマスコットを撮影。

これだけでも、じゅうぶんかわいい。

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よつばちゃんは、日本人ではなくて、登場人物の「とーちゃん」(と、よつばちゃんが呼んでいる)
が海外で拾ってきた、という前提になっています。

「とーちゃん」は独身男性(推定35歳)で、よつばちゃんを子どもとして
育てているという設定。謎は多いんだけど、なぜか納得してしまいます。

日常の何気ない時間を描いているストーリーなのに、とても心に響きます。
ここに出てくる登場人物が、どの人も本当に素敵。みんな大好き。

そして、会場を後にしようとした瞬間、スタッフのお兄さんが、
「あずま先生のサイン見られましたか?」と声をかけてくださいました!

「まだです」と言うと、「裏側にはサイン入りのポスターもありますよ」と
これまた親切に教えてくれました。お兄さん、ありがとう・・・

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よくよく見たら、直筆でイラストが・・・ファンとしては感動ものです。
しっかり指でなぞりました

ちなみに、「おまかいですが」というのはよつばちゃんが言い間違えてる言葉で、
「おかまいなく」ということだと思うんだけど、違ったかな?

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そして、こちらがあずま先生のサイン。
教えてもらわなかったら気づかなかった~。

ということで、お会いすることはできなかったんでけど、
こうして貴重なイラストを見ることができたので満足

帰りには、日めくりカレンダーを購入してしました。
4月からスタート!めくるの楽しみ

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「まいにちめくれ!」っていう発言は本当によつばちゃんらしい笑
毎日まくりますよ~。
可愛すぎて、色鉛筆で塗り絵をしてしまいました


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bubba_gump at 16:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年11月13日

youtuber HIKAKIN 「好きなことで、生きていく」

HIKAKIN(ヒカキン)の紹介。
最近はTVCMにも出てるので、ご存じの方も多いと思います。

最初にHIKAKINの動画を観た時はあんまり興味を持ちませんでした。

それでもお菓子等の新商品の紹介が面白く、見続けている中で
ふと思ったのが、HIKAKINの「言葉遣い」がいいなということです。

普通に話してるだけだと思うのですが、下品ではなく、
ユーモアもあるので、いつの間にか引き込まれてました。

そして最近知ったのが、元々はビートボックスに長けていて、
最近ではあのBON JOVI(ボンジョビ)のステージでコラボしたということです!

その映像も観ました。すごい!!HIKAKINってこんな才能あったの!?
と驚きまして、それからはもっと動画を観るようになりました(笑)


ビートボックスの凄さがわかる一つに、こちらの動画をどうぞ。
今大フィーバーしているアリアナ・グランデと。1分くらいなのですぐ聴けます。




アリアナ・グランデも"Wow..."って感じの顔してますね


そして、今CMしているのはコチラです。
人気ユーチューバ―の3人が出ています。





キャッチコピーにもある、「好きなことで、生きていく」という言葉
いいなと思いました。

イヤイヤやるのではなく、やるなら好きなことの方がいいもんね。
今の時代は、HIKAKINのように普通の人がネットにつながることで
一夜で有名人になれるからスゴイなと思います。

なかなか好きなことだけでは食べていけないし、そう願いながらも
現実とのギャップに諦めを感じる人は多いと思います。

それでも、こういう皆さんが希望をくれるのは
いいなと感じました





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bubba_gump at 17:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月13日

憧れのブランド



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高級ブランドとは無縁ですが、今年になってから好きなブランドができました。

kate spade new york

その名の通り、アメリカのブランドです。バッグ、服、アクセサリー、小物などなど
多岐にわたって展開しています。

去年買った雑誌に、付録がついていて、それがこのkate spade銀座旗艦店オープンを
記念してのワンドリンク無料券でした。

銀座、ザギン・・・私には憧れの街です。10年近く前に、先輩の結婚式に招待してもらった時、
会場がザギンでした。その時、「あぁ、この街を闊歩できる大人になりたい」と思ったものです。

そんな憧れの銀座に憧れのブランドロードサイド店がオープンして、
さらにフリードリンク付!!

行きたい!!でも遠いし、ハードル高い!!

と、遠巻きに見たのですが、フリードリンク券が8月末が有効期限だったので、
思い切って行ってきました。

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行ったのは平日の午前中だったので、お客さんはほとんどおらず。

1階をうろいろ見てたら、感じのいい店員さんが声をかけてくれたので、
ドリンク券のことを伝えると、親切に案内してくれました

案内されのは3階。小さなバーカウンターみたいなものがあり、
ここで催し物とかするのかなぁって想像してみたり。


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3階には私だけだったので、贅沢にその空間を独り占めできました。
「水、ソーダ、コーラどれになさいますか?」と聞かれ、ソーダを注文。


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ちょうど喉が渇いていたので、染み渡る美味しさでした

店内を見渡して、その優雅なディスプレイに見とれまくり。
写真OKとのことだったので、撮りまくり(笑)

私もアパレル業界にいるのですが、コンセプトが正反対なので
比べようがないなーなどとアレコレ考えてしまいました。


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そしてたまたま声をかけてくれた、その店員さんがとても素敵な方でした。
ブランド店って、メイクとかネイルとかバッチリなイメージがありましたが、
この方はほぼスッピンでした。

アイシャドウもマスカラもネイルもしていない。
でも元々キレイな方だったので、全然浮かない。

そしてその自然体な出で立ちがこちらに安心感を与えてくれるなぁと
思いました。

そして、私(客)との距離感が絶妙。

レターセットがいくつかあったので、中身を見てみたい旨を伝えると
丁寧に一つひとつ出して見せてくれました。

4~5セット丁寧に出してもらったので、「お手をとらせてすみません」と言うと、
「とんでもないです!私もまだ中身は見たことがなかったので嬉しいです」と一言。

その言い方が本当にナチュラルで、優しくて、いいなぁと思いました。
接客のお手本を見せてもらった気がします。

気に入ったものがあったので購入。
手紙を書くのが好きなので、特別な時に使っていきたいと思います。

今回はおまけでネイルシールとポストカードをもらいました。
ラッキー


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「また、ぜひ遊びにいらしてくださいね」という言葉を胸に店を後に。
贅沢な時間を味わいました。

ブランドってそれを見たり、身に着けたりすることで自分を高められるというのは
納得がいきます。

高いのでなかなか手が出せないけれど、このブランドの感性に
これからも触れていきたいなと思いました



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bubba_gump at 10:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)