2017年03月22日
映画『この世界の片隅で』
やっと見てきました。『この世界の片隅で』。
見たかったんだけど、戦争を描く内容に、何かを"突きつけられる"気がして、
避けていたところもありました。
結果、やはりそうでした。でも、見れてよかった。
「すずさん」というひとりの女性を通して、戦争を描いた作品。
すずさんの絵を描くことが好きなところが、私も文を書くことが好きなことと重なり、
社会的状況によって表現することが制限されてしまったら…と考えると
とてもつもない苦しさを覚えました。
この作品のいいところは、人の温かさ。
みんな、心がきれい。
それに救われました。
戦争映画は、きっといくらでも悲惨に描くことはできるのだろうけど、
『この世界の片隅で』は現代を生きている私たちが共感できる、登場人物に自分を重ねられる、
そんな映画でした。
実写ではなく、アニメーションだからこそ、想像力がよりかきたてられた気がしました。
主題歌を歌っていたコトリンゴの歌声もよかったです。
すずさんと結婚した周作さん、本当に素敵な旦那さんだと思いました。