2015年07月14日

大宮冬洋『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』

大宮冬洋 『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』

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ユニクロの店舗は出来た順に「番号」がふられていくんです。
なので、店番と店舗名はいつもセット。

このタイトルから「上手いな~」と感心してしまいました。
以前、出版関係の人の飲み会で、前職がユニクロだと話すと、
「あれ、読んだことある?」と、この本のことを教えてもらいました。

著者の大宮冬洋さんは2000年入社。フリースブームでユニクロの知名度が
上がってきた時です。

一橋大学出身のエリートがいかに、ユニクロで挫折をしたか。
10年経った今、改めて当時一緒の店舗で働いていたスタッフを訪ね歩く、
という内容です。


自身もユニクロで社員として働いていたため、とても面白く拝読しました。
大宮さんの語り口が抜群にいいし、訪ね歩いた人のエピソードも興味深い。

てっきり、大宮さんは最近退職された方だと思っていたけど、違った。
退職をして「10年」という時間が経ったからこそ、
客観的にこの会社のこと、柳井社長のことを語れるのだろうなと思いました。

本書の中に出てくる京都の店舗は、私が勤めていたミーナ京都店の前身の店舗。
もしかしたら知ってる人かも…とか思ってしまったほど。


私が休職した頃からカウントすると、もう1年以上になるんだけど、
今回この本を読んで思ったのは、
「私は挫折をした」ということでした。

それを今まで認められなかったんだなーって思って。
身体を壊したのは事実で、「そうじゃなかったら店長になれたかも」って
幾度となく思ったけど、単純に私はこの会社に合わなかったんだな、と
認めることができます。

出会った人は本当に素敵な方が多かったし、これからも応援していきたい気持ちは
変わらないんだけど、もう一度あの場で働けるかといったら、全く自信ないです。
というか、したくない。

あのまま続けていたら、違う道が開けていたかもしれないと未練が残る一方で、
店長になってとんでもないことをやらかして店を潰してたかもしれない…と思うと
ゾッとします。

『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』はよくある暴露本や
バッシング本ではなくこの会社が急成長を遂げられる理由も含めて
ありのままの事実を書いてあります。

今までユニクロ関係の本をいろいろ読んできたけど、これがもっとも
等身大の姿を描いていると感じます。





 

bubba_gump at 23:41│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote book | 伝えたいこと

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