2009年09月30日
倦怠と快楽と孤独と
こんなにも、誰かの作品に吸い込まれたのは
初めてかもしれない。うん、たぶん初めてだと思う。
フランソワ―ズ・サガン
フランスの女流作家。
18歳の時の『悲しみよ こんにちは』で注目を浴び、その後も世間の評判を集め、歴史に残る作品を生み出した。
彼女自身、派手な性格で、世間を騒がしていたそうだ。
そんな彼女が描く作品。
題名の通り、あらわすのなら倦怠・快楽・孤独、と翻訳者の朝吹登水子氏があとがきに書いていて、「その通りだ!」と共感した。
たぶん、「今」でないと、ここまでサガンの作品にはハマらなかったと思う。タイミングってとても大事だと思うんだけど、わたし自身が、今求めているもの言い方を変えると欠けている何かと、サガンの作品が見事にマッチしたんだろう。
翻訳者の朝吹氏の日本語訳も、これまた見事で、一センテンスが印象的であり、名言であり、思わず声に出して読んでしまうくらい魅力的な表現でした。
わたしが今月読んだサガンの作品は
・悲しみよ こんにちは
・一年ののち
・ある微笑
・心の青あざ
・ブラームスはお好き
の5作品なんだけど、これらの中で「25歳」の登場人物が結構出てくるのもまた、惹きつけられた要因かもしれない。
24歳でも26歳でもなく、この25歳という時間。それはまた、今の自分と同い年であり、きっと去年とか来年だったら、受ける印象ってのも違ってくるんじゃないかと感じる。
「ただの男女の情事」と批判する人もいるらしいけど、わたしは見事だと思う。短い文の中に、なぜあれほど心情表現が巧みなのか。感嘆と共に、その虚しさとか孤独とかに引っ張られて、なぜかブルーになったのも事実です(笑)だって生命力を奪い取られる感じなんだもん。
定時後帰ってサガン読んで、
朝起きてまずサガン読んで出勤して、
これほど夢中になる作品に巡り合えたのもありがたいです。
でも、サガンの作品たくさん読めない。さっきも言ったように生命力吸収されるから(笑)読みたいと逸る気持ちを落ち着かせつつ、ゆっくり、でもじっくり、そして何度も読んでいきたいと思う。
わたしは今、フランソワ―ズ・サガンに、夢中です。
初めてかもしれない。うん、たぶん初めてだと思う。
フランソワ―ズ・サガン
フランスの女流作家。
18歳の時の『悲しみよ こんにちは』で注目を浴び、その後も世間の評判を集め、歴史に残る作品を生み出した。
彼女自身、派手な性格で、世間を騒がしていたそうだ。
そんな彼女が描く作品。
題名の通り、あらわすのなら倦怠・快楽・孤独、と翻訳者の朝吹登水子氏があとがきに書いていて、「その通りだ!」と共感した。
たぶん、「今」でないと、ここまでサガンの作品にはハマらなかったと思う。タイミングってとても大事だと思うんだけど、わたし自身が、今求めているもの言い方を変えると欠けている何かと、サガンの作品が見事にマッチしたんだろう。
翻訳者の朝吹氏の日本語訳も、これまた見事で、一センテンスが印象的であり、名言であり、思わず声に出して読んでしまうくらい魅力的な表現でした。
わたしが今月読んだサガンの作品は
・悲しみよ こんにちは
・一年ののち
・ある微笑
・心の青あざ
・ブラームスはお好き
の5作品なんだけど、これらの中で「25歳」の登場人物が結構出てくるのもまた、惹きつけられた要因かもしれない。
24歳でも26歳でもなく、この25歳という時間。それはまた、今の自分と同い年であり、きっと去年とか来年だったら、受ける印象ってのも違ってくるんじゃないかと感じる。
「ただの男女の情事」と批判する人もいるらしいけど、わたしは見事だと思う。短い文の中に、なぜあれほど心情表現が巧みなのか。感嘆と共に、その虚しさとか孤独とかに引っ張られて、なぜかブルーになったのも事実です(笑)だって生命力を奪い取られる感じなんだもん。
定時後帰ってサガン読んで、
朝起きてまずサガン読んで出勤して、
これほど夢中になる作品に巡り合えたのもありがたいです。
でも、サガンの作品たくさん読めない。さっきも言ったように生命力吸収されるから(笑)読みたいと逸る気持ちを落ち着かせつつ、ゆっくり、でもじっくり、そして何度も読んでいきたいと思う。
わたしは今、フランソワ―ズ・サガンに、夢中です。
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