専門職か営業職あるチームとの出会い

2008年02月25日

『DISTANCE』それぞれの距離

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1度観ただけではわからない映画っているのがある。

『DISTANCE』はそうだった。しかし、やはり2度観ても「謎」「疑問」が残る作品でもある。考えれば考えるほど、深みにはまる。そして、自分なりの解釈をした後、この「続編」を観たい、もしくは自分で作りたいって思ったほど。

あるカルト宗教団「真理の箱舟」によって行われた無差別大量殺人事件から3年後が舞台である。この事件の後、実行犯の信者は教団の手によって殺害された・・・そして毎年、加害者遺族の人々が集まり弔いに自殺したであろう場所へと赴く。

この映画の冒頭ですぐ「オウム真理教」のサリン事件と完璧にオーバーラップしたが、監督の是枝氏もやはり意識して描いたみたいです。

この映画が変わっているのは、BGMが一切ないこと、そして手持ちカメラで撮影が行われていること。

つまり、ドキュメンタリーちっくになっている+作品の中に引き込まれる、のです。以下、是枝裕和監督のHPからの引用です。

キャストに手渡された脚本はそれぞれの出演部分だけで、相手の台詞は書き込まれていない。俳優たちは物語の方向性と人物設定だけを知らされ、脚本には書き込まれていない多くの部分を彼ら自身の感性や言葉で形作っていった。

俳優たちの真剣な、時として奔放な言葉、動き、感情を受け止めたのはドキュメンタリーの名手、山崎 裕。ほぼ全編手持ちカメラで機動性を重視。一切の人工照明を排し、自然光だけで登場人物の心の動きを追っている。

音楽は全く使われておらず、観客はまるでもうひとりの旅の参加者であるように、水の音や蝉時雨、都会の騒音、そして5人の息遣いをリアルに体感することになる。家族を喪った悲しみと、身内から犯罪者を出してしまったという罪悪感。そんなやり切れない思い、心の痛みを背負った[加害者遺族]と私たちの距離は、それほど遠いものではない。暴走し、[一線]を越えてしまった彼らを生んだ社会は、私たち自身もまた、よりかかっている社会なのだから。

KORE-EDA HIROKAZU Official Websiteより


この作品の背景を知って、「すごい・・」と思いました。わたしが感じた「リアル」さというのは役者が自ら考え、発してるからだったのです。

オウム真理教と重ね合わせてしまうと、正直薄いものになってしまう気がします。その残酷さ、苦しさ、重々しさっていうのが感じ取れないから。これとは別個で、焦点をもっと絞って観ると素晴らしい作品だと思います。

キャストは、ARATA(最近気になってますヒヨコ)、伊勢谷友介、寺島進、夏川結衣、浅野忠信、りょうなど。

主人公のARATA演じる「敦」がね、何者なのかがわからないんだよな~作品の中では謎のままだから想像するしかないんだよね。

「考えさせられる」映画を求めている人にはおススメです。
★★★★☆です。

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是枝監督の作品に興味をもってしまいました。


at 22:59│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote Movie 

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