2014年09月
2014年09月30日
今月の本と映画(14.9月)
今日で9月も終わりですね。
2014年も残り1/4になってしまったという事実Σ(゚д゚;)
今月は良い本と映画にたくさん出会えたので、覚書としてキロク
【本】
■ 模倣犯 宮部みゆき
単行本1~5巻。途中苦しくなり、読み終えるまで2か月かかりました。
作品に魅了され過ぎて、映画化した時のキャスティングを考えてしまったほど
はまりました。宮部さんの作品、見事としか言いようがないです。
■ 日本経済新聞「私の履歴書」名語録
心を揺さぶるような言葉を求めて読んだのだけれども、期待してたものと違いました。
教養として、偉人の皆さんの名前と何をした人かぐらいは知っておきたいと思います。
■ 悠久の時を旅をする 星野道夫
星野さんでないと撮れなかっただろう写真。
自然の中の自然、「野生」を映し出している作品。美しいです。
■ 考える技術・書く技術 バーバラ・ミント
かなり読み応えがある。ただ読むというのだとギブアップしてしまうと思うため、
必要に応じて辞書的な感じで活用するのが適している本かと思います。
■ 名前のない女たち 中村敦彦
読んで苦しくなるけど、これがアンダーグラウンドの現実なんだと思う。
筆者の歯に衣着せぬ言い方が特徴だと思いました。ひとりの人間としてコメントしてるため、
インタビューした相手にはキツイ言葉もあると感じたけど、こちら側の意見を代弁してると思いました。
■ 酔って言いたい夜もある 角田光代
セキララ!!それが痛快。角田光代さんの作品が大好きなのだけど、これを読んでみて、
角田さんがどんな人なのか少しわかった気がする。
作家や漫画家や写真家、もしかしたら画家とかアーティストって言われてる人って、
「個性」が強いなって思う。それが良いか悪いかより、魅力なんだと思う。
■ 考える技術・書く技術 山崎康司
論理的な考え方とそのアウトプット方法が具体的に書かれていて、
わかりやすいし読みやすいです。
バーバラ・ミント著の『考える技術・書く技術』は専門過ぎて読むのが
大変だったけれども、こちらは日本人向けのためか理解しやすかったです。
■ アサーショントレーニング 平木典子
アサーションものすごく興味出ました。そして、もっと早いうちに出会っておきたかった!と切に思う一冊です。あー、これ自分だ…と思う箇所が何度も登場。もっと熟読して、アサーションスキル高めたいなと思いました。
■ 顔 横山秀夫
「犯罪とはこういうものなのだ。直接の被害者だけでなく、思いも寄らないところにまで不幸の波紋を広げ、多くの大切になものを踏みにじる。人を泣かせ、人を傷つけ、人の一生を狂わせる。犯人は知らない。おのれが撒き散らした毒も棘も生涯知ることなく、のうのうと日々過ごすのだ。」(212)という言葉が琴線に触れました。
【映画】
■ 亡国のイージス
手に汗握る展開でした。面白かったです。
個人的に吉田栄作が好きなので、その魅力を充分感じました。
■ パレード
「人間の怖さ」というのがブラックユーモアに描かれていました。日常の中で、いかに一緒にいる相手の
ことを知らないか・・・知っているようで全然知らない人間の一面にゾッとする場面が結構ありました。
■ ゼロ・グラビティー
映像と、サンドラ・ブロックの演技に拍手喝采。映画館で観たかった1本。
■ グランドイリュージョン
爽快!!面白かった!!「3秒でラスベガスからパリの銀行へ侵入」ということを
やり遂げるトリック。でも、あの恋愛要素はいらないだろう。あれがなかったら満点だったな。
■ ストロベリーショートケイクス
ドロドロした人間の精神面を上手く表現した作品だと思いました。池脇千鶴って、
彼女しか出来ない役があるなとよく思うんだけど、今回の役も例外ではなかったです。
■ 犯人に告ぐ
内容は50点。豊川悦司のかっこよさを楽しめたから70点。
■ Steve Jobs (スティーブ・ジョブス)
スティーブ・ジョブスこんな人だったのか・・・普通じゃない。やっぱりあれだけのことをやり遂げる人は
ある意味、狂人なのかもと思うほどリアルに描かれていました。主演アシュトン・クッチャー見事です。
■ sicko (シッコ)
アメリカの保険会社の事実を言及したドキュメンタリー。国民を殺しているようなもの
同然の制度に驚愕でした。ぜひ観てみて欲しい1本です。
■ パーシ―・ジャクソンとオリンポスの神々
ストーリーはイマイチだったかな。主人公のローガン・ラーマンの青い目が綺麗でした。
■ サイドウェイズ
「最短距離がベストな道のりとは限らない」という言葉いいなと思いました。
40代の人生、恋愛、選択が描かれていて、想像でしたかないけど、共感もてました。
小日向文世、生瀬勝久、鈴木京香、菊地凛子の4人の個性がとても魅力的。
■ ライ・トゥミー
1話ずつ完結のため、観やすいです。人の表情に関してはあからさまな点などで
違和感を感じる点もあります。それでもストーリーはサスペンス要素&機知に富んでいるので◎
■ 人類資金
全体的に「ヌルいな」と思いました。役者陣も魅力なかった…
唯一、ちょい役のオダギリジョーはユーモアが入って良かったと思いました。
■ 凶悪
残虐なシーンが続き、途中ギブアップしそうになりました。「凶」がつくほどの悪を
まざまざと見せつけられました。山田孝之、リリー・フランキー、ピエール瀧の迫真の演技に拍手。
■ 震度0
「真実は見えた。だが、正義がわからない」という、会見前の冬木の言葉が印象的でした。
■ ウォールフラワー
今月の中で1番の作品。高校が舞台の青春ドラマ。ストーリーが一筋縄ではいかない所と、
キャストがよかった。特に主人公のローガン・ラーマンの表情は絶妙です。
2014年09月20日
「本棚」の紹介
突然ですが、私の「本棚」を紹介します(*・ω・)ノ
なんやねん!って言われるかもしれませんが、リンクにも貼ってる
bubbaggumpの本棚
というサイト。「ブクログ」といいます。
見ていただいてる方、ありがとうございます。
他のリンクも新たに追加したのでぜひ見てみてください。
「本棚」ですが、主に読んだ本と観た映画をキロクしています。
かれこれ5年?くらい使ってる便利ツールです。
覚書にもなるし、読書良くする人にはおススメですφ(.. )
2014年09月17日
招き猫と井伊直弼の共通点
招き猫と、あの日本地図を作成したと言われている井伊直弼さんとの
共通点って何でしょう?
それは、豪徳寺(ごうとくじ)というお寺です。
豪徳寺は「招き猫発祥のお寺」であり、井伊直弼のお墓があります。
今住んでる所からとても近いので、散歩がてらに行ってきました
小田急線の「豪徳寺駅」もしくは、世田谷線の「宮の坂駅」が最寄駅です。
豪徳寺駅を降りると・・・
デーンと、お迎えをしてくれるのが、招き猫。
この前、スーツのおっちゃんが、この猫をナデナデしてから改札を通って行く姿を目撃して
微笑ましいなと思いました。
そして駅から歩くこと10分強で、豪徳寺に到着。
入口がどこにあるのがわからないくて、外周を結構歩きました
ちゃんと刻まれてます。井伊直弼ののお墓は東京都指定史跡です。
京都のお寺とは違い、静かなのがいいです。その空間を独占できました。
平日の午後に行ったのですが、3組ほど出会いました。
やはり、訪ねてくる人がいるんだなーと実感。
紅葉の木があり、秋は紅葉が綺麗なんだろうなと思いながら
墓地のあるところへ向かいます。
井伊家代々のお墓があるため、どこに誰の墓石があるか書かれています。
直弼さんは赤丸のところ。13代なんですね。
そして、見つけました
墓石を写真撮るのは躊躇われたので、しませんでしたが、
かなり大きい墓石で342cmと記載されています。
手を合わせてご挨拶をしました。
歴史的に有名な人がここに眠ってるんだなぁと思うと不思議な感じです。
教科書でしかその名前を見てこなかったけれど、
こうして目の前にすると親近感がわくものです。
芸能人に会ったような気分になりました
その後はお寺の中を回り、招き猫がたくさん奉られている所や
お線香などをあげて、最後は受付に販売されている「招き猫」を見に。
さっきのお墓で蚊に3か所もさされてしいまし、「デング熱・・・」とびくびくして
たのですが、受付のおばあちゃんも「パシッ!パシッ!」と肌に止まった蚊を
叩いていました(笑)
「私もさっき刺されました。デング熱じゃなければいいんですが・・」と声をかけると、
「ここの蚊は透き通ってるから大丈夫。私は毎日刺されてるけど、熱でないです」
と強気な発言!!
おばあちゃんおもろいやん!と思いなんだか、その説得力(?)ある発言に
安心しました(笑)あれから5日ほど経ちますが今のところ熱は出てないです。
そして、一番ちっこい招き猫を購入。300円也。
袋に入ってて、開けてみると・・・めっちゃかわいい!!と口にしてしまったほど
可愛らしい招き猫でした。ずっと見てても見飽きない
そんなこんなで、ずっと行ってみたかった豪徳寺へ行けて良かったです。
もし機会があったら、秋にも来てみたいなぁ。
ちなみに、何で招き猫発祥のお寺かというのは、ちょっと長くなるので割愛しますが・・・
面白いストーリーだったので、気が向いたら今度記事にします
おまけ
帰りもプラプラして帰ったら、偶然遭遇しました。
国士舘大学ってここにあるんですね。
建物が近代的。
入ってもバレなさそうだったけど、不法侵入になったら嫌だったので
控えました(笑)
2014年09月13日
憧れのブランド
高級ブランドとは無縁ですが、今年になってから好きなブランドができました。
kate spade new york
その名の通り、アメリカのブランドです。バッグ、服、アクセサリー、小物などなど
多岐にわたって展開しています。
去年買った雑誌に、付録がついていて、それがこのkate spade銀座旗艦店オープンを
記念してのワンドリンク無料券でした。
銀座、ザギン・・・私には憧れの街です。10年近く前に、先輩の結婚式に招待してもらった時、
会場がザギンでした。その時、「あぁ、この街を闊歩できる大人になりたい」と思ったものです。
そんな憧れの銀座に憧れのブランドロードサイド店がオープンして、
さらにフリードリンク付!!
行きたい!!でも遠いし、ハードル高い!!
と、遠巻きに見たのですが、フリードリンク券が8月末が有効期限だったので、
思い切って行ってきました。
行ったのは平日の午前中だったので、お客さんはほとんどおらず。
1階をうろいろ見てたら、感じのいい店員さんが声をかけてくれたので、
ドリンク券のことを伝えると、親切に案内してくれました
案内されのは3階。小さなバーカウンターみたいなものがあり、
ここで催し物とかするのかなぁって想像してみたり。
3階には私だけだったので、贅沢にその空間を独り占めできました。
「水、ソーダ、コーラどれになさいますか?」と聞かれ、ソーダを注文。
ちょうど喉が渇いていたので、染み渡る美味しさでした
店内を見渡して、その優雅なディスプレイに見とれまくり。
写真OKとのことだったので、撮りまくり(笑)
私もアパレル業界にいるのですが、コンセプトが正反対なので
比べようがないなーなどとアレコレ考えてしまいました。
そしてたまたま声をかけてくれた、その店員さんがとても素敵な方でした。
ブランド店って、メイクとかネイルとかバッチリなイメージがありましたが、
この方はほぼスッピンでした。
アイシャドウもマスカラもネイルもしていない。
でも元々キレイな方だったので、全然浮かない。
そしてその自然体な出で立ちがこちらに安心感を与えてくれるなぁと
思いました。
そして、私(客)との距離感が絶妙。
レターセットがいくつかあったので、中身を見てみたい旨を伝えると
丁寧に一つひとつ出して見せてくれました。
4~5セット丁寧に出してもらったので、「お手をとらせてすみません」と言うと、
「とんでもないです!私もまだ中身は見たことがなかったので嬉しいです」と一言。
その言い方が本当にナチュラルで、優しくて、いいなぁと思いました。
接客のお手本を見せてもらった気がします。
気に入ったものがあったので購入。
手紙を書くのが好きなので、特別な時に使っていきたいと思います。
今回はおまけでネイルシールとポストカードをもらいました。
ラッキー
「また、ぜひ遊びにいらしてくださいね」という言葉を胸に店を後に。
贅沢な時間を味わいました。
ブランドってそれを見たり、身に着けたりすることで自分を高められるというのは
納得がいきます。
高いのでなかなか手が出せないけれど、このブランドの感性に
これからも触れていきたいなと思いました
2014年09月07日
ときの忘れもの 『幻想都市風景』
そして、ご本人が在席されてるということで、思い切って行ってきました。
光嶋さんは、『特別展 建築家ガウディ×漫画家井上雄彦』の公式ナビゲーターを務めてらっしゃいます。
アートブックで、光嶋さんの解説を読んで感銘を受けて。
建築家なのに、絵も描くんだなぁと思い、ちょっとでもご本人にお目にかかれれば、と思い
画廊「ときの忘れもの」へ足を運びました。
ナビを使わないとわからない場所にたたずんでる画廊です。
スマートフォンに感謝。
東京の都心の中で、こんなにも落ちついたエアポケットがあるんだ~と
思うような場所で開かれてます。
『幻想都市風景』 9/3~9/20 12:00-19:00
ありがたいことに、無料でした!
入口が木のドアで、ドキドキしながら開けると・・・すぐ目に飛び込んできたのがご本人でした!
これは「シルクスクリーン」で作られた作品。
90㎝×90㎝四方の中に、同じ絵が版画で映し出されています。
光嶋さんから作品の説明をしてもらったのですが、「どこにも焦点が合わないように」
描いたそうです。
たしかに、本当にその通りなんです。どこにも「主役」がいない。絵全体で1つの主役となる。
そして、この9つの並びが圧倒的なインパクトがあり、ずっと見てても飽きないのです。
「ここにある作品は、八百屋や魚屋に並んでる食材。これらが、誰かの家やどこかの
オフィスに飾られることが、最終形なんです。」と言われてました。
“描きあげること”がゴールではなく、その作品がどこかの居場所に落ち着くことが
最終目的地だという意見に、感嘆してしまいました。
この日は、夕方にトークセッションが控えていて準備に忙しかったと思うのですが、
ひょっこり来た私にもゆっくり時間を割いてくださって感激でした。
作品のこと、働くということ、ユニクロのことなど、色々話を聞くことができ、
なんとも贅沢な貴重な時間を過ごしました。
1979年生まれだから35歳かな?若いですよね。
『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10』が気に入ったので購入。
そしたらサインをいただきました。
後から見たら、“Never End”かな~?と読めなくて困ってたんですが、
光嶋さんからtwitterで返信をいただきました。
「お越し頂き、ありがとうございました!never enough!です。
満足しないで、ドンドン挑戦するという意味です!」
というメッセージにこれまた感激!
"Never Enough" だったんですね。素敵な言葉をいただきました。嬉しい。
思い切って行って良かったです。
また、どこかでお会いできたらいいなぁ。