2014年08月
2014年08月26日
アイスバケットチャレンジについて
アイスバケットチャレンジが話題になってますね
エンタメちっくで、流行にただ単に乗ってる人たちがやっているという
先入観しかなかったので興味を持ってなかったのですが、
コチラを見て考え方が変わりました。
バイリンガールのちかちゃんの動画です。
動画を見る前は、「ちかちゃんもやるんだ~」ってちょっと冷めた目で見てしまいましたが、
彼女がしっかりとした自分の意見をもって挑んでいるところに感銘を受けました。
まずは、こちらの動画をぜひご覧ください
↓↓↓
ご覧の通り、4回彼女はチャレンジしていて、それがまたいいなと思いました。
私、知らなかったんですが、次に3人をノミネートするという流れだったんですね。
「チャリティー」って正直あまり馴染がないです。
それは個人的なのか、日本人的なのかはわかりませんが、
チャリティー活動って敷居が高いイメージが否めません。
現在はSNSで情報が一瞬にして世界を駆け巡れる世の中です。
何かを発信したい時に、上手くSNSを使えば、不特定多数の人にメッセージを送れることができます。
今回のケースでいったら、目立ちたいがためにやってみたり、
本質(ALSという病気を支援する)ではなく、表面的(氷水をかぶってひゃーと言うこと)に
取り組んでいる人を若干軽蔑した目で見ていました。
そうだったとしても、ALSという病気の名前を知ったり、少し興味もったり・・・
必ずしも意味のないことではないなーとも思うようになりました。
バイリンガールちかちゃんは、ブログでもアイスバケットチャレンジについて書いているので、
良かったらこちらも併せて読んでみてください。なるほどな~って思います。⇒ リンク
“指名されるとか、ルール通りやることが大事なのではなく、
きっかけを感じて何かをやることが大事なんだと。
普段余裕がなくて意識できていないことを意識したり。
自分にできることを何でもいいからやってみる。
別に寄付と言う形じゃなくても良い。
ボランティアでもいいし、ブログで記事を書くだけでもいい。
Facebookにメッセージを投稿するだけでもいい。
ALS Ice Bucket Challengeは自己満?無意味な批判。 より抜粋”
そういう訳で私もブログを書いたのではないのですが
覚書としても、綴っておきたいなと思ったので書きました。
みなさんはアイスバケットチャレンジについてどう思いましたか?
2014年08月23日
2014年08月21日
『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』へ行って
「サクラダ・ファミリアは何故いつになっても完成しないんだろう?」
けっこう昔からの疑問だった。
スペインという国へはまだ行ったことがありません。
ヨーロッパの中でもイタリアと似てラテン系だし、陽気で明るい感じのイメージ。
いつかは行ってみたいなぁって思ってます。
友人のつぶやきで、『特別展 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦』展たるものが
催されることを知りました。まず飛びついたのが、「井上雄彦」さんの方。
その後について、ガウディって感じでした。
正直、ガウディがどんな人でどんな作品を残してるか知りませんでした。
絵画はある程度の有名人は知ってるつもりだけれど、建築家はイマイチ・・・
それでも行ってみたいなぁと思い、思い切って行ってきました。
感想は、一言でいうと “発見” でした。
それは、作品自体にも、井上さんにも、ガウディにも、そして自分自身についても。
ガウディにつていは全くの無知の状態で行き、漫画家 井上雄彦という人のバイアスを通して
一人の建築家がどんな人物だったのか、どうやって作品を作りあげていったのかがわかりました。
おそらく、全世界で何度と「ガウディ展」は開かれてきたと思うんです。
その中でも、今回はあくまでも漫画家の井上雄彦とのコラボレーションということで、
とても親近感がわくというか、とっつきやすい展覧会になっていると感じます。
実際にバルセロナに住み込んで作成をしていて、その映像はコチラにです。↓
展示内容は1章(幼少期~)、2章(成熟期~)、3章(晩成期~)という感じで別れてます。
ガウディの少年時代は「トネット」という呼び名だったみたいで、すでにリュウマチを患ってたそうです。
井上さんの作品で、瞳が青い人物は見たことがなかったので、トネット少年の画はとても印象的でした。
トネット少年が、自然の中で「草や木は自分で立ってるのに、どうして僕はひとりで立てないんだろう・・」
とつぶやく画があったんだけど、ジーンときてしまいました。
世界的に有名な著名人や成功・名声を得ている人も、何かしら「影」の部分を
もっているんだな、と。そしてその影が逆にその人の魅力にもなるのかなと感じました。
たくさん綴りたいことがあるんだけど、キリかないので
印象に残っているもの2つ紹介。
1つは、会場に設置してある“ガウディ作の椅子”。
自由に座れるんだけど、これがめちゃくちゃ座り心地が良くてびっくり!!
木製なのに、まるでソファーに座ってるような感覚になりました。
こういう「体験」が出来る工夫がいくつか施されているのも、この展覧会の魅力の一つだと思います。
もう一つは、最後の出迎えてくれる作品です。
井上さん自身が紙を漉いた和紙(巨大!!)で描かれたもので、その壮大さいに圧巻でした。
和紙を作成する所も映像であるので、よかったらドウゾ↓
まだまだ魅力はたくさんあるのですが、自分の感性も刺激された良い経験になりました。
美術とか芸術とかって、生きる上で必要不可欠ではないけれど、
人生を豊かにする、彩りを添えてくれるものであることは間違いないかなって
最後に、冒頭につぶやいた一言の答えがわかりました。
「神は完成を急がれてない」
そう、ガウディは言っていたようです。
そうか、って思いました。完成形にこだわっているから「まだ?」って思ってしまってたけど、
何もそうじゃなくてもいいこともあるんだかって、初めて感じました。
完成は2026年!!まだまだ先だけど、未完成の時も完成した後も
見に行けたらいいな
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『特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-』
オフィシャルHPはコチラ
開催は東京は9/7までで、その後は金沢、長崎、神戸、仙台を巡回予定です。
もし行かれた方がいたら感想聞かせてください
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2014年08月09日
「悪」とは何だろうか?
今まで、「人は最終的には“人間”っていう観点から分かり合える」って思ってました。
国とか文化とか政治とか宗教とか、そういう付随するものを一切取り除いたとして、
核になる部分は共通すると、そう信じていました。
でも、そうじゃないかもしれない、と思うようになりました。
現実を知ったというか。
別に何か自分の身に起きた訳ではないのですが、
最近読んだ本と観た映画からふと思ったんです。
引き続き、宮部みゆきさんの書籍を読んでいて、今は『模倣犯』を読んでるところです。
これ、単行本で1~5巻まで出てて、かなりのボリュームです。
その中でとても印象的な言葉があってので、引用したいと思います。
“本当の悪は、こういうものなんだ。理由なんかない。
だから、
あわされるのかがわからない。納得がいかない。なぜ
恨みがあったとか、
自分を慰めたり、犯人を憎んだり、
それこそが、本物の「
ここを読んだ時、まさに私が感じてる気持ちを代弁してくれてる!と思いました。
そうなんですよ、「理由がない」。これが「悪」なんだと思います。
最近、サスペンスを読み続けてるからかもしれませんが、どうしても物事に「理由」を
見つけたがる傾向がありました。加害者がしたことは決して許されることではないけれど、
物語の中では共感してしまう一面があったりすることが多かった。
でも、この『模倣犯』の犯人は違うんですね。冒頭で言った、「人間の観点」を超えてしまっている。
次元が違う。尺度が違う。そんなイメージです。
世の中、色々な事件・事故が多発してますが、「理由がない」ものも多いと思います。
それこそ、本当の「悪」なのではないかと、考えさせられました。
何だか、重い内容になってしまいましたが・・・
あまりにも『模倣犯』が強烈過ぎて、書かせてもらいました。
読んでるうちに苦しくなってくるんだけど、今4巻まで来たので読み切りたいです。
映画の方は『悪の法則』(原題:" The Counselor")を紹介したいと思ってます。
これも強烈だったまた別の機会に
内容が重くなったので、せめて写真は軽やかなものに(笑)
全く無関係だけど、お店の前でみかけたかわいらしい自転車の置物
らぶりー