2014年06月

2014年06月25日

本田選手へ

日本のW杯が幕を閉じた―

と言っても、私は現在TVなしの生活をしており、全然W杯についていけてなく
ただネットニュースで結果を見るだけだったんだけど。

実際にゲーム内容を観てない上での発言になるんだけど、
本田圭佑選手について。

彼は日本中の期待を一身に背負った人だと思う。

「本田なら何とかしてくれる」みたいな熱い視線を受け、そのプレッシャーを
何倍もの重力で自分にふっかけ「目標は優勝」という発言をし、
鼓舞した、鼓舞せざるを得なくした、気がします。

いや、充分でしょ。
国民全員の期待を背負っただけで、もう充分だよ。

ちょっと前の私だったら、「経緯より結果が全てでしょ」って思ってました。
もちろん、これはビジネスや勝負の世界では一般論だと思います。
でも、「人」に焦点を当てると、そう考えるのが全てではない気がします。

きっとこれから日本代表バッシングが起こるだろうし、
その中心人物である本田選手への辛辣なコメントも多くなると思う。

だけど、どうか本田選手、自分を過度に責めないで欲しいと思います。
普通の人だったら逃げ出しちゃうよ。どれだけ責任転嫁する人が世の中多いか。
その中で、全責任を真っ向から受け止めるだけの強さに拍手です。

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まだ28歳。前途洋々。応援してます


※写真拝借:コチラ



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2014年06月23日

HONDAキャッチコピー

いいなーと思ったのでアップ。

やはり、ことばには人を動かす何かがあるね~◎

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負けるもんか!!



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作家・宮部みゆきの魅力

宮部みゆきさんの本を4月に入ってからかなり読んでいます。
名前は聞いていたけど、読んだことがありませんでした。
最近はサスペンス系の小説を読みたく、それをきっかけに
宮部さんの本を手に取ってみたら見事にはまりました。

ちなみに読んだ本は

・理由
・龍は眠る
・火車
・魔術はささやく
・我らが隣人の犯罪
・R・P・G
・クロスファイア
・本所深川ふしぎ草紙(今読書中)

さっき『クロスファイア』を読み終わったんだけど、うーん・・・深かったなと。
やっぱり期待を裏切らなかったなと、思いました。
これ、2000年に映画化されてるので映像の方でも見てみたいと思ってます。

宮部さんの作品のどこに惹かれるのか一言で言うと、
登場人物一人ひとりに共感する点があり、
結果、その人物に愛着がわくということ。

主人公しかり、犯人しかり、ちょい役の人しかり。

それって凄いことなんじゃないかって思いました。
それを感じたのが、同じくミステリー系の乃南アサさんの
『幸福な朝食』を読んだ時です。

正直、『幸福な朝食』に出てくる登場人物に誰一人愛着が湧きませんでした。
残念ながら、主人公でさえも。だからただただ読んでて苦しくなってしまった。
結局、主人公は報われないんだけど、なんだかその虚しさだけが
読み終わった後に残った感じで。

それを感じた時、宮部さんの作品を読んで感じる印象は別格だったんだなぁと
思い至りました。

人間の弱さ、悲しさ、残酷さ等の心情を本当に細かく描写され、
その一方で、人間の良心や人情、愛情も描かれてて、そのバランスが
凄いなといつも感心してしまいます。

角田光代さんに続き、またお気に入りの作家に出会えて嬉しいです。
これからも宮部作品を読んでいきたいなと思っています。

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今の所、一番衝撃的だった作品は『火車』でした。
2011年に上川隆也と佐々木希主演でドラマ化されてたみたいです。
これは残念ながらDVD化はされてないみたいで

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その代り、韓国映画で『火車Helpness』っていうのがあるみたいなので、
時間があったら観てみようかと思います。

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bubba_gump at 00:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)My favorite | book

2014年06月12日

書くこと。言葉を紡ぐということ。

「これ」がなかったらダメなこと。

それは決して依存的なものではなく、自らの活力になるもの。

そういうものってひとり一個は持っているものなんだろうか?


時間を忘れるほど夢中になるもの。誰がなんと言おうと好きなもの。

それがないと、自分の色彩が欠けてしまうような気がするもの。


それによって輝けるもの。自分の天性だと思えるもの。

上手い下手ではなく、単純に自分に自信をつけさせるもの。


私にとって、それは「書くこと」なんだ。

書くことを奪われたら、別に死にはしないけど、おそらく

物足りなさをずっと感じるんだと思う。


書きたくない時もある。

でも、言葉が全身から溢れるような時もある。


書くこと。言葉を紡ぐことを、一生たいせつにしていきたいと思いました。

みなさんの「それ」はなんですか?今度よかったら聞かせてください



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2014年06月10日

太宰治『桜桃』

わずか数ページの作品。

太宰の作品は、教科書にあった『走れメロス』以来。

『人間失格』を読んでみようと思って購入した小説に、この『桜桃』という作品も入っていました。


「子供より親が大事、と思いたい。子供よりも、その親の方が弱いのだ。」

ここの一言に全てがつまってるような気がしました。

作品の中での男は客観的に見て、酷い。
亭主としても、親としても。
しかし、読み手にそう思わせながらも、葛藤が伺える所が凄いなと思いました。

「と思いたい。」と、自分を納得させるような、正当化するような…本当はわかっている。「子供の方が親より大事」であるべきだということを。


太宰の、「親」としての責任と、「自己」としての主張が見事に集約されてるなと思いました。

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『人間失格』の方は、私の理解が浅いのか、「女からしたら最低なヤツだな。」という印象しか残りませんでしたわ





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bubba_gump at 03:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)book | 感じること