おへそから15センチ下の傷質より量を出すことが結果的に質の向上につながる?

2019年11月11日

ヒット作はなるべくしてヒットする

7月から「コルクラボ編集専科」に通っています。
企画力がないという悩みを解消するため受講しているのですが、
なかなか課題やアウトプットが出せず、悶々としています。

自分の気持ちや感想をオフィシャルに言語化しようと思うと
途端に言葉が出なくなる。

アウトプットしたいのに、出来ない。
「ただやるだけ」のはずなのに、どうもできない。

なぜか?

SNSが流行る今、「見られている目」を意識してしまうのだと思います。
でも、このブログは(ほとんど知られてないので)自由に表現できるのか
言葉がスラスラ出てきます。

ということで、まずは練習としてここで発信していけたらと思います。

先日、5回目の講義がありました。
ゲスト講師は小学館の編集者・畑中雅美さんで、コルク代表の佐渡島さんとの対談形式でした

これまでの講義もどれも面白かったのですが、
畑中さんがずば抜けて面白かった。

それを一言で表現すると、「作り手の葛藤」を知ることができたからだと思います。

私はやっぱり、「人」が好きだから、その人の心の動きに興味を持ってしまう。
畑中さんは「カノジョは嘘を愛しすぎてる」、「僕の初恋をキミに捧ぐ」、「僕は妹に恋をする」などのヒット作を連発されている編集者。

当たり前だけど、ヒットするのはそれだけの理由があります。

畑中さんはご自身のことを「平凡力がある」と言われていました。
人が求めているもの、必要とされているものを見抜く視点と先見的な視野がある。

でも、それだけじゃない。
出版の哲学を持たれているところが印象的でした。

「何のために出すのか?」と常に考えられている。
本当にこの作品を世に出していいのか、自問自答し、迷い、葛藤している。

その結果、放った作品がヒットしているということを知り
その重みを感じました。

例えば、「恋と弾丸」という漫画はご存知でしょうか?
コミックシーモアなどで人気の作品ですが、テーマはヤクザの若頭との恋愛を描いた少女漫画です。

この「ヤクザ」という設定に迷いがあったそうです。
反社会的勢力であり、社会的に憧れるべき人ではない。

一方で、「ヤンキーってかっこいい」と思う層が少なからずいる。
自分より強い人に愛される、守ってもらえることに対する憧れを抱く人はいる。

その分析で、この漫画を世に出したそうです。
結果、「恋と弾丸」はヒットしているので、読み手に響いたということなのだと思います。

畑中さんは、「勘で仕事はしない」と言われていました。
きちんとした、理由と数値によって、ヒット作は生まれている。生み出している。

時代の流れの潮流を作る人がいれば、
潮流を読んで、そこに当てにいく人もいる。

その作り方に、私はどのようにしてこれから企画を立てていくべきか、
考えさせられました。




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bubba_gump at 13:49│Comments(0)思うこと | 伝えたいこと

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